春になると山菜が店頭に並びますよね。
昔ながらの味わいを楽しむために、山菜を煮物や炊き込みご飯に入れると、ほっこりと懐かしい気持ちになりますよね。
そんな山菜の一つであるぜんまいは、天ぷらにしても非常に美味しく楽しめます!
しかし、ぜんまいにはアクがかなり強く出るものです。
そのため、天ぷらにする際にはアク抜きが必要となります。
この記事ではぜんまいを天ぷらにする際にアク抜きが必要なのか、不要なのかについてご紹介します。
さらに、アク抜きをしなかった場合にどうなるかについても触れています。
また、重曹が手元にない場合にぜんまいのアク抜きを小麦粉で行う方法や、重曹を使ったアク抜き方法。
さらに、アク抜きしたぜんまいの保存方法や、アク抜き後にぜんまいを冷凍する方法についても詳しく解説しています。
ぜんまいの天ぷらはアク抜きが必要?あく抜きしないとどうなる??
ぜんまいの天ぷらは本当に美味しいですよね!
ただし、アク抜きせずにそのまま天ぷらにするのは美味しくいただけません。
きちんとアク抜きを行ってから天ぷらにしてくださいね。
ぜんまいはアクが非常に強く、苦味やえぐみがかなりあります。
実際にアク抜きをせずに食べたことがありますが、ほうれん草のアクの比ではありませんでした。
ですので、アク抜きをせずに天ぷらにするとあまり美味しくありません。
あのえぐみは本当に忘れられません。笑
アク抜きは手間がかかるかもしれませんが、必ず行うことをおすすめします
ぜんまいのあく抜きをする方法
重曹を使う場合
ぜんまいをアク抜きする際には、重曹が必要不可欠です。
まず、ぜんまいの綿状の部分を取り除き、よく洗って汚れを取ります。
大きめの鍋かバットにぜんまいを並べ、そこに十三を振りかけます。
ぜんまい100gに対して、重曹大さじ1程度が目安です。
次に、ぜんまいが全体的に浸るくらいの沸騰したお湯を注ぎ入れ、1晩放置します。
重曹を使うとお湯がブクブクと発泡するため、できるだけ深いバットを用意してください。
1晩経つと、水は濁ってやや茶色っぽく変化します。
この水は捨てて、ぜんまいを再びよく洗い、さらに水に浸します。
水の色が緑色に変わったら、アク抜きが完了です。
時間はかかりますが、アク抜きをするとぜんまいの味が格段に美味しくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
小麦粉を使う場合
ぜんまいを茹でるために、大きめの鍋を用意します。
鍋には水1リットル、小麦粉60g、塩小さじ2を入れ、泡立て器などでよく混ぜます。
小麦粉は完全に溶けるまでしっかりと混ぜるようにしてください。
混ぜたら沸騰させ、ぜんまいを鍋に入れて3分間茹でます。
茹で上がったぜんまいはすぐに冷水に入れ、10分間さらしておきます。
その後、流水でよく洗い、アク抜きが完了です!
実はこの方法は重曹よりも時間がかからず、ぜんまいの変色もしにくいです。
小麦粉と塩を水に溶かして沸騰させ、ぜんまいを茹でて冷水で冷やし、よく洗うだけなので、ぜひお試しください。
ぜんまいのアク抜き後の保存方法
ぜんまいをアク抜きした後、一度に食べきれない場合は水に浸して保存しましょう。
適切な容器(例:タッパー)にぜんまいが浸るくらいの水を入れ、その中にぜんまいを入れておきます。
フタをしっかり閉め、必ず冷蔵庫に保存します。
重要なのは、1日に1回水を交換することです。
適切に保存すれば、ぜんまいは10日間持つことができますので、水に浸けて1日に1回水を交換し、冷蔵庫で保管することを忘れないでくださいね!
ぜんまいのアク抜きした後の冷凍方法
アク抜きしたぜんまいをザルにあげ、しっかり水気を切ります。
その後、ジップロックなどの密封できる保存袋に入れて、空気を抜きます。
空気を抜く際には、桶やボウルを使うと簡単に行えます。
ボウルなどに水を張り、保存袋の口を開けたまま水中に沈めます。ただし、水が袋の中に入らないよう注意しながら行ってください。
袋を水中に入れることで、空気が袋から上へと抜けていくため、簡単に真空状態を作ることができます。
そのまま保存袋の口をしっかり閉めて、冷凍庫に入れてください。
冷凍すれば、ぜんまいは約2ヶ月程度持ちますので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
ぜんまいを天ぷらにする際は、必ずアク抜きが必要です。
アク抜きには重曹を使用する方法と小麦粉を方法があります。
重曹を使う場合は、下処理したぜんまいに重曹を振りかけて熱湯に浸け、1晩経ったら水を替えます。水の色が緑に変わったらアク抜き完了です。
小麦粉を使う場合は、小麦粉と塩を溶かした水でぜんまいを茹でます。
茹で上がった後は冷水にさらしてアク抜きが完了します。
アク抜きしたぜんまいは水にさらして冷蔵保存しましょう。
水は1日に1回交換することが重要です。
冷凍保存する場合は、密封できる保存袋にぜんまいを入れて空気を抜きます。
冷凍するとぜんまいは約2ヶ月間保存できます。
乾燥させる場合は、市販の乾燥ぜんまいはアク抜きされていないものもあるため注意が必要です。
自家製の場合は日当たりが良く風通しの良い場所に置いて乾燥させます。
カピカピになったらジップロックなどの袋に入れて保存し、1年間は日持ちします。
以上がぜんまいの天ぷらに関するアク抜きや保存方法についてのまとめです。
お試しいただき、美味しいぜんまい料理を楽しんでください!